はじめに
資格試験は学習の過程でマイルストーンになるものです。
RPA技術が一定水準あるという証明にもなるでしょう。
現時点(2018年12月)で国内唯一のRPAの資格試験であるRPA技術者検定を受けてみましょう。
試験はCBT形式で行われ、都内であればほぼ毎日受験が可能で、土日でも開催しているところもあるので、
忙しいエンジニアにもチャレンジしやすいですね。
試験概要
試験名称 | RPA技術者検定 アソシエイト |
試験形式 | 多肢選択式 |
出題数 | 50問 WinActorの概要(10問) WinActorの機能に関する知識(20問) WinActorのシナリオに関する知識(20問) |
試験時間 | 60分 |
受験資格 | 特になし |
受験料 | 6,500円 |
試験会場 | CBT試験会場 |
試験頻度 | 随時 |
受験対象 | ・WinActorの基本的知識を有している方 ・WinActorでシナリオ作成経験のある方 ・WinActorの基礎知識を体系的に学びたい方 |
合格基準 | 原則として、正答率7割以上を合格。 ただし、問題の難易度等により変動する場合あり。 |
合格率 | おおむね60%から70% |
http://watest.jp/associate.html及び
http://j-testing.jp/Reserve/Certification/Detail/1085より作成
上記ページにはサンプル問題が2問掲載されていますが、なんと回答がないという不親切さ笑
ちなみに、ノード【待機ボックス】で変数値を表示したい場合、表示メッセージの設定方法として正しいものは「%変数名%」です。
これは結構便利で、デバック時のブレークポイント兼変数名確認に使えたりもするので覚えておいてもいいかも知れません。
メイン画面「記録対象アプリケーション選択ボタン」は記録操作の対象とするアプリケーションを選択する際に使用します。
情報系の資格試験では過去問を制すものが試験を制すといっても過言ではないくらいですが、如何せん2問程度では……
ご安心ください。
ヒューマンアカデミーオンラインで「無料講座 RPA入門講座」を受講できます。
受講後、20問問題が出題されます。
調べてみるとこの中から多く出題された、という受験者の声もあるようなのでぜひやっておきましょう。
RPA技術者試験検定アソシエイト 試験勉強メモ
試験運営団体によると以下のような割り振りで出題されるようです。
- WinActorの概要(10問)
- WinActorの機能に関する知識(20問)
- WinActorのシナリオに関する知識(20問)
おそらく多くの問題が基本的な機能を問われる問題なのだと推測。
以下は勉強時のノートです。
記録機能の種類
「イベント」、「エミュレーション」、「IE」の3モードがある。
イベントモードでは、Windowsアプリケーションを記録対象とする。(Officeなどは不可)
IEモードは、読んで字のごとく。IE11対応。
エミュレーションモードは、マウス、キーボードの動き、さらにそれぞれの動作の間に待機時間を記録できる。
エミュレーションモードではキーボード操作において大文字小文字は区別されない。
※ただし、工夫次第では行けるが、試験用には大文字小文字は区別されないと覚えておいてください。
エミュレーションモードで操作を記録して、フローチャート上にノードとして保存する場合には「操作のアクション化」で保存。
また、これらの3モードはUI識別型(IE、イベントモード)、座標指定型(エミュレーションモード)と分類される。
画像マッチング
UI識別型(IEモード、イベントモード)や座標指定型(エミュレーションモード)では実現が難しい場合に使える。
例えばリモートデスクトップで操作するとき等。
①をクリック
②マッチング画像を選択 ※マッチ率は高すぎるとマッチングしない場合があるので少し余裕を持たせる
上図のように、画像マッチングの範囲を指定することもできます。
そしてマウスの操作位置を指定(十字のカーソル)して、アクションを選びます。
画像識別型
IE以外にもChromeやfirefoxでも動作可能
WinActor実行版と製品版の違い
WinActor実行版では実行ツールバーのみ表示される。
変数
変数は文字列型、数値型の区別をしない。
フロー画面のつくり
WinActorのメイン。シナリオを編集できる画面
ノード、検索、サブルーチン、ライブラリのパレットが選択できる。
分岐は二つ条件分岐を判定する際に使うモジュール。(プログラミング的にはTrue,False判定するIf文のイメージ)
多分岐はいわゆるCace文をイメージすればわかりやすいでしょうか。
その他
WinActorは最小化されるとタスクトレイに格納される。
まとめ
さらにに必要そうな内容を下にまとめてみました。
https://ciprogram.jp/rpa/lern_rpa_2/
次回、試験を受けてみます。