WinActorエキスパート、1シナリオしか作ってないけど受かったよ
はい、反省しています。
こんなタイトルから始めようと思っていた自分を心から恥じます。
本当であれば闇に葬り去りたいですが、この試験受験のアンチパターンの一つとしてここに残します。
合格記を読むのもまた参考になるけど、数少ない不合格記を読むのもまた、同じ轍をふまないための対策が打てます。
我が屍をこえてゆけ。
RIP
不合格になった敗因を分析
まずは資格についてのおさらいです――
時間配分を誤った
完全にこれに尽きます。
試験は問4で構成され、試験時間は120分です。
問1、問4はシナリオ新規構築、問2、問3はシナリオ修正(エラー対応)です。
各問は基本問題と追加仕様に分類され、基本問題が15点満点、追加仕様が10点満点で、追加仕様は基本問題がクリアされ動作している場合に採点対象となります。
今回問1を完成した時点で1時間20分経っていました。
なぜ、時間が足りなくなってしまったか
満点を目指してしまった
まずは、完璧を目指してしまったことです。
シナリオの各ノードに何の処理をしているか注釈を書いたり、
処理ごとのグループ化で余計な時間をかけてしまいました。
さらに、初めから追加仕様の実装までを目指してしまったことです。
今回の追加仕様はどんなユーザーでもシナリオが動作するように柔軟性を持たせるというもの。
要するに、ウインドウズのユーザーごとに作成されるフォルダにロボが入っていて、ユーザー名部分のパスを変数として動的にしろという問題でした。
はじめからすべてを実装しようと息巻いていたために、時間が足りなくなってしまったのです
細部にこだわってしまった
神は細部に宿るといいますが、こと試験は時間との勝負。
今回キーエミュレーションで、余計なキー操作を記録した個所を削除し、
それぞれ、意図せぬ動作防止のための待機時間を設定しました。
これもまた余計な時間を食ってしまいました。
試験問題を俯瞰しなかった
一番よろしくない点です。
問1を解くことにまず着手してしまいました。
本来なら、試験問題を俯瞰して、取捨選択すべきです。
この試験は60%正解で合格です。
つまり60点。
問4つの基本問題がすべてできれば60点です。
あるいは問2つ基本問題と追加仕様ができていて、問1つが基本問題ができれば65点。
といった具合に、満点を目指すのではなく、最低限の努力で最大限の成果を目指すべきです。
苦手な機能を放置していいた
画像マッチングが苦手です
画像マッチングはWindowsOSのバージョンアップによるUIの変化やWebサイトのレイアウト変更に運用が耐えられないため、ほぼほぼ使っていませんでした。
Webサイトを操作する系であれば、直接ボタンの要素を指定してクリックさせたり、
inputボックスの要素を指定して値を入れ込んでいたり……
そういった感じで、苦手な部分を放置していたのが痛い……
なぜなら画像マッチング系は毎回出題されているからです。
口惜しや。
例外処理が苦手です
もともとJavaプログラマだったので例外処理が非常にコストがかかる処理だと思っていたので、例外発生する可能性がある個所では事前にチェック処理を入れる習慣がついていました。
今回敢えて例外を捕捉してExcelに処理をする問題が出題され頭を抱えました。
問題としては検索した結果画像が表示されなければ、結果をExcelに記入するものでした。
普段であれば、画像が表示される個所のsrcを見に行ってカラ(もしくは画像なし時に表示される画像のファイル名であれば)、結果をExcelに記入するという処理をしているところなので、なやみました。
つまるところ――
WinActorという製品の設計思想を理解しないで、Javaの世界観を持ち込んでいて食わず嫌いをした結果でした。
うーん、柔軟性を失うのは嫌だと思っていたのですが……
ブログを書きながら筆記開示していくと、自分の弱い部分と向き合うこととなるので嫌なものです。
まとめ
対策としてはこのあたりでしょう。
- 問題の細かいところにこだわらない
- すべての問いを読んで、解ける解けないの判断を事前にしておく
- 問題を見切る勇気を持つ
- この問題はどれぐらいで解けそうか見積もる
- WinActorの機能全般に触れ、苦手な機能を残さない
次回は5月ですね。
リベンジできるように頑張りたいものです。
そして、試験を受けようと考えてる人は、この試験の受験票は有名アーティストのチケットだと思ってください。
僕は申し込み開始日の8時に申し込みしようとしたら北海道、名古屋以外会場に空きがなく、泣く泣く東京から高速バスで前日INしました。
次回試験予約が始まるであろう時期にはGoogleAppsScriptで、エキスパート試験のページを読み取ってハッシュ関数をかませて、変更があったら(申し込み開始したら)通知が来るように実装します。(所謂ディジタル署名の原理ですね)